人類みな兄弟姉妹.com

「日本」が好きになれる人が増えれば嬉しい・・・

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

銀座倫理法人会へ

とかく巷で噂れている朝会へ久しぶりに 顔を出してみた。 まあ初めて参加した人は、それは驚かれること だろう。 でも毎週決まった日の7:00にその場所に来られ るだけでも、なかなかできることではないか ら、凄いこと。 今回は長年の知人と再会し、彼がここ…

幇間、玉八師匠

お客様に気持ちよく遊んでいただくために、ありとあらゆる便宜を図り、お客様と芸者さんの間や、お酒の場を取り持つのが、幇間の務め。 幇間は、江戸初期に歌舞伎役者が兼ねていたと らしい。 その後、専業としての幇間は、江戸中期ごろか ら、吉原遊郭と歩…

守祓(まもりはらい)

お守りは、神様のご神力(ありがたいもの)が 宿っている尊いもの。 でも、そもそも神社ではお守り袋に入ったお守りは売られていなかった。 昔の人は、お守りの中身だけを肌身離さず、身 につけていた。 だから、お守り袋は手作り。 裸のお守り、守祓(まも…

人形町、濱田屋へ

濱田家は大正元年、歌舞伎の舞台としても知られる玄冶店の跡地にて創業された。 濱田家の名は、川上貞奴も在籍し伊藤博文を始めとした明治の元勲にも親しまれたことで知られる芳町の芸者置屋「濱田屋」に由来する。 そして、明治末に置屋を閉じる置屋主人よ…

縦軸と横軸のバランス

大局観は、誰でも後天的に身につけることが できる。 私もそうでした。 私が、20代の若き頃に大人に付き合って将棋を たびたび指すことがあった。 たかがゲームと思ったら、大間違い。 それと、物事を縦軸(歴史)、横軸(世界)の両 面で捉えるクセをつける。 …

皇室スペシャル2023

両陛下のご結婚から30周年を迎える今年。 テレビ番組で久しぶりに素晴らしい内容が放映された。 『皇室スペシャル2023』。 お二人が今日に至るまで、さまざまな困難を乗 り越えてこられたその裏側で、本当は何があっ たのか? 愛子さまの誕生秘話や、ご家族…

花街、向島へ

向島は、浅草から見て隅田川の向こうにある 雅な街から町の名前がついた。 江戸の時代から花街として栄え、料亭・置屋・ 和菓子店が多く軒を連ね、社寺・文豪の名所と いった観光資源が多くある土地である。 在籍する芸者数が東京で最も多い花街で、その 人…

国連水会議、開催

数年ぶりと思われる「2023年国連水会議」が WBC優勝のタイミングでニューヨーク国連本部 で開催されている。 安全に管理された飲料水と衛生施設へのアクセ スが人権であることが定義されて久しいが、こ の両方を利用できずに生活する人は、今も世界 中で数十…

浅草芸者、聖子と

聖子さんは、浅草花柳界では指折りの売れっ 妓。 新潟県糸魚川市出身。日本舞踊 藤間流名取、鳴 物・笛 望月流、お茶 江戸千家でもある。 浅草寺の北に広がる浅草花街は、伝統と格式を 誇る東京屈指の花柳界のひとつ。 17世紀江戸時代より大正末期には、料理…

最大たるより、最良たれ

第一生命の社会貢献の歴史を綴った書籍「変革の盾(シールド)」を頂戴した。 著者は、生命保険業界の専門記者として、直販 生命保険会社の経営者、機関長、個人優績者、 総合代理店等の取材、執筆、編集に携わった人 物。 また、2000名の取材経験を元に、生命…

悠仁さまのお立場

お茶の水女子大学付属中で、秋篠宮家の長男悠 仁さまの机に刃物2本が置かれた事件。 建造物侵入容疑で逮捕された事件を記憶にして いる人は、どれだけいるだろうか? また、悠仁さまお乗せした車が、高速道路で交 通事故に巻き込まれたニュース。 大きく扱…

時代劇の魅力

映画『峠 最後のサムライ』。 同作は、歴史小説界の巨星・司馬遼太郎が、幕 末の風雲児と呼ばれた、越後長岡藩家老・河井 継之助(かわい・ついぎのすけ)を描いたベス トセラー『峠』を映像化した。 河井継之助を演じた役所は、「継之助さんは、 自分の生き…

日本人とモノの関係

「異質なものを貪欲にとりこんで、それぞれの 特性をすべて活かす」。 幕の内弁当に秘められた美学が、私たちに身近 な日用品から自動車、あるいは住宅、都市にい たるまで、世界に誇りうる日本的デザインを生 み出していることを検証した、インダストリア …

モナコ国王とパガニーニコンクール

昨年、長年私が大変懇意にしている日本人 が、パガニーニ名誉大使に任命されたことは、 Facebookでも述べたと思う。 そこへ続報が届いた。 モナコのアルベール王子がパガニーニ賞の新し いアンバサダーに。 パガニーニ賞の並外れたアンバサダーであり、来年6…

人生エコ贔屓

必要以上に可愛がられることはないけれども、 チャーミングであることは男女問わず必要なこ と。 自分の個性という小さな枠の中からしか、偉そ うなことを言えない人間にはなりたくない。 自分の見えない世界、経験は、エコ贔屓される 者の特権である。 に言…

次はイラン?

最近、イランに関する報道が増えてきた。 ウクライナは別としても中国が落ち着くと、 次はイラン? ただ果たして、それだけの体力がアメリカに 残っているかは、疑問が残るところだ。 日米同盟は基軸になることは変更はないが、中 国、北朝鮮、ロシアからの…

大局観と羽生名人

「大局観」は将棋などで使われている表現だ が、「教養」と同じく実態が掴みにくい。 私も駒の動かし方はわかるものの、深い世界ま では将棋のことを理解できていない。 ただ、わからないなりに羽生名人の書籍を読 み、実社会に照らし合わせながら理解を深め…

御岩神社へ

宇宙飛行士が、宇宙から地球を眺めたら「日本 に光の柱が立っていて、その場所を調べてみた ら日立の山中だった」という、その場所。 祀られている神様、188柱。 古代から現代まで、いろいろな伝説のある不思 議な空間といった印象を、私は持った。 神社…

「蔵書の苦しみ」

著者は、2万冊を超える蔵書の持ち主。 時々まとめて古本屋に引き取ってもらうが、売 ったはしから買ってしまうので、一向に減るこ とはない。 そんな、つねに蔵書の山と闘い続けている著者 が、煩悶の末に至った蔵書の理想とは? 「本棚は書斎を堕落させる」 …

吉原カストリ書房

あの吉原にある、遊郭専門書店「カストリ書 房」。 1958年売春防止法完全施行から、次々に姿 を消していく遊郭、赤線街。戦前は550カ 所、戦後には新たに1700カ所できた遊郭。 私も一度お邪魔したことがある専門本屋であ る。 実はこの店を訪れる…

宏池会と清和会

池田勇人を総理にするために発足した宏池会。 現在の総理大臣の出身派閥である。 多くの人々は、「派閥」ということに対して 悪いイメージが先行するようだが、私は決して そうは思わない。 個々がバラバラで自分一人のために動き、目先 に注目がいき、大き…

十八大通

江戸時代の代表的な通人と呼ばれた人々のこ とを意味する。その多くは、札差であった。 札差とは、幕府から旗本・御家人に支給される 米の仲介を業とした人々。 浅草の蔵前に店を出し、米の受け取り・運搬・ 売却による手数料を取るほか、蔵米を担保に高 利…

登場、赤坂金龍

かつて、赤坂花柳界が発展していた昭和3年に 金龍はオープンした。 最盛期には、赤坂には60以上の料亭が軒を連 ね、中でも金龍は赤坂の街を象徴する店として 知られた。 かつて、「料亭政治」の舞台として数々の政局 を生み出した金龍が店じまいとなった。 …

メーテルの魅力

メーテルは、ギリシャ語で「母」の意味。 銀河鉄道999の彼女は、母性的な雰囲気に溢 れ、性格も優しく、穏やかだけども、悪いもの にはしっかり怒りを露わにする女性。 本当に不思議な女性だ。 見た目からも、細くて物悲しい雰囲気を漂わせ る彼女のような女…

NHKプラス

「ウクライナ大統領府 軍事侵攻・緊迫の72時間」を観た。 物事、ニュース、情報はしっかりと自分の脳み そを使い考えて観ないと、、、本当のことは掴 めない。 さあ、貴方はどう観ます?

世事見聞録

「せじけんぶんろく」。 これも古文書の勉強のなかで突然私の目前に 現れた書物。 江戸時代後期に書かれた社会批判の書。 武士、百姓、寺社人、医業、陰陽道、盲人、 公事(くじ)訴訟、町人、遊里売女(ばいた)、 歌舞伎、米穀雑穀其外(そのほか)諸産物、 日本…

横川温泉へ

とある神社を目指して横川温泉に宿を取った。 1057年八幡太郎義家一行が、常陸国増井、勝楽 寺に投宿した後、奥州征伐に北上途中、陸奥と の連絡路をこの地に設営しようとした。 その際に、湯壺を発見し義家一行が湯小屋を作 り、このいで湯で戦いの傷や疲れ…

跡見花蹊

跡見学園の学祖・跡見花蹊(あとみかけい)。 4歳から両親に書を習い始め、少女期に入ると 寺子屋で学ぶだけでは満足できず、12歳の頃に 円山派の画家・石垣東山に入門して絵画を学 ぶ。そして17歳で京都に遊学し、詩文、書法を 頼山陽門下の宮原節庵に、絵…

いよいよ「TAR」公開

世界最高峰のオーケストラの一つ、ベルリン・フィルで、女性初の首席指揮者に任命されたリディア・ター。 彼女は天才的な能力とそれを上回る努力、類稀 なるプロデュース力で、自身を輝けるブランド として作り上げることに成功する。今や作曲家 としても、…

東(あずま)をどり

汐留川(新橋川)に架かっていた「新橋」(現 在の銀座八丁目交差点南側)。 新橋演舞場、新橋芸者・新橋料亭街もこのエリ アに入る。 私は、この新橋演舞場に毎年訪れる行事が2つ ある。 その一つが、新橋芸者の誇りが大正時代から続 く“東をどり”。 毎年5…