数年ぶりと思われる「2023年国連水会議」が
WBC優勝のタイミングでニューヨーク国連本部
で開催されている。
安全に管理された飲料水と衛生施設へのアクセ
スが人権であることが定義されて久しいが、こ
の両方を利用できずに生活する人は、今も世界
中で数十億人に上ると言われている。
多くの水資源がますます汚染され、水を供給す
る生態系は失われつつあり、気候変動が水循環
を乱し、世界のあちらこちらで干ばつや洪水を
引き起こしている。
本会議の目的は、
世界的な水危機への認識を高めること。
国際的に合意された水関連の目標とターゲット
の達成のための協調行動を決定すること。
水は、あらゆる人々にとっての基本。
人間の健康や福祉、エネルギーと食料の生産、
健全な生態系、気候変動への適応、貧困削減な
どにも欠かせない。
しかし、数十年に及ぶ不適切な管理、誤った使
い方、地下水の過剰採取、淡水供給源の汚染に
よって水ストレスが増大し、水に関連する生態
系が劣化する。これは人間の健康、経済活動、
食料・エネルギー供給への悪影響につながる。
しかし、世界では数十億人が今もこうした基本
的サービスを利用できていない。
毎年80万人以上が、安全でない水、不適切な衛
生施設、不十分な衛生習慣に直接起因する疾病
で亡くなっている。
日本では、世界一きれいな水を飲めるので、
我々日本人にとってあまり身近な話題にならな
いだろう。
ただ、近年隣国から水の権利を得るためにやっ
てきては、日本のあちらこちらで買い漁ってい
る話題は、頻繁に耳にする。
それだけ水の問題は、深刻なテーマになりつつ
ある。
日本の水源は、本当に大丈夫なのだろうか？
