やっと長年の夢であった、 熊野三山に行けた。 というよりも、 導かれたと言った方が 良いだろうか？ 帰京してから、 どうも熊野の気が まだ私のインサイドとアウトサイドに まとっている感じがしている。 伊勢とも出雲とも違う、 熊野とは何なのか？ またき…

最近、時代劇が良い。 出てくる俳優も若いし、 着物のセンスも変わってきた。 また、効果音もジャズなんかが 流れて新しい。 こうやって、小さな穴が大きな流れへと 変容していく

不安は、手に掴むことができる人間は、 この世に存在しない。 実は、不安という物体はないのだ。 ないことを、あるように 勝手に人間たちが作り上げている 幻想だから。

人の先入観は、変わらない。 そんなもの、ほっとけば良い。 如何に自身の脳みそを ニュートラルでいられるか？ これからの時代の大きな視点となろう。

自信はできるものではなくて、 持つもの、、、 まずは、「自分はできる」と 自ら心で口ずさむことから 始めよう。

男らしく、女らしく、、、 ダメなんだって、、、 ということは、 日本らしく、中国らしくも ダメなんだね みんな同じ、、、 何が面白いのだろうか？ 少なくとも男の存在がなくなれば 女は甘えられる場所は なくなるなあ

「日本人の目覚めの会」3/23（土）18時〜21時@港区東新橋定員30名 日経平均は史上最高値を更新するも実態は円の 価値が下がり物価上昇、増税など国民の生活は 一向に向上する兆しは見えず、少子高齢化対策 もうまく行かず、これから国全体として豊かに なる…

以前にも書いたかもしれない。 今から２６年前。 息子が誕生して、社会人１年生に なる時に、こういう人間に育てようと 決めた。 それはキュートがあり、 大人に可愛がってもらえるような 人間的魅力がある人間性がある人間に。 そのためにはいくら仕事がで…

高校３年女子が進行役。 今日のジュニアスクールと仮称がついた 120分の集い。 参加者は8名。 大学生2名、高校生6名。 5名が女性。 さあ、どんな会になるだろうか？

エピローグ:永遠の命 お空の上の世界にいる良一の目から、康成とリンの姿が少しずつ遠ざかってゆく。 リンの声が聞こえてきた。 「良一さんは元の世界に戻らなければいけない のよ。だって、私のためにハンセン病のワクチ ンを打っ て、ここに来たんでしょ?…

登場人物紹介 ・藤原弘達(一九二一~一九九九) 政治学者で評論家。 テレビなどのマスコミに積極的に登場し、有名 になった。 ・横山やすし(一九四四~一九九六)吉本興業所属の漫才師で、西川きよしとのコン ビで大人気を博していた。自らモーターボートを操縦…

第三幕 第七場:明日への希望 昭和四十七年(一九七二年)四月十六日、川端康 成は永遠の旅人となった。 神奈川県逗子市のマンションの一室で、ガス管 をくわえた遺体が発見されるのだ。 その原因は、今も分からないままである。 しかし、ノーベル文学賞受賞の…

登場人物紹介 ・糸山英太郎(一九四二~)実業家であり政治家でもあるが、投資の世界で 有名になった。良一の姪と結婚して親戚関係になっている。 https://x.gd/fHVmP

第三幕 第六場:それぞれの戦い ある日の昼前、康成はラジオの臨時ニュース で、大変な事件が起きていることを知った。 あの三島由紀夫が、楯の会のメンバー四名と共 に自衛隊市ヶ谷駐屯地に侵入、益田兼利総監を 拘束して、憲法改正のために自衛官が決起する…

登場人物紹介 ・田中角栄(一九一八~一九九三)第六十四代内閣総理大臣で、日本列島改造論を もって様々な改革を行ったが、ロッキード事件 で失脚、公判中に死去した。 ・児玉誉士男(一九一一~一九八四)右翼活動家で、長く政財界の黒幕、フィクサー と呼ばれ続…

第三幕 第五場:激動 良一は、全国モーターボート競走会連合会の代 表者となって、全国各地に次々と建設される競 艇場を見て回ったり、政財界の人たちとの交渉 に忙しい日々を送っていた。競艇の人気で金が 潤沢にあると思ったのか、良一を頼って寄附を 求め…

登場人物紹介 ・大森智辯(一九〇九~一九六七)大辨財天女尊を本尊に仰ぐ辨天宗の開祖で、有 名人も含めて多くの信者を集めている。 智辯学園の創始者としても有名。 ・松下幸之助(一八九四~一九八九)松下電器産業(パナソニック)の創業者で、発明 家でも著述家…

第三幕 第四場:競走 浦和競馬場から帰ってきた良一は、あることを思い付く。 そして良一は、北九州の小倉に向かっていた。 日本で初めて競輪のレースを開催した小倉競輪 場を視察しようと考えたのである。 そこは浦和競馬場同様、活気あふれる娯楽場と なっ…

登場人物紹介 ・白洲次郎(一九〇二~一九八五)海外通で、実業家であると同時に、吉田茂の側 近として憲法改正に関わったり、初代の貿易庁 長官になったりと、第二次世界大戦後に活躍し た。 https://x.gd/fHVmP

第三幕 第三場:従順ならざる日本人 巣鴨プリズンを出た良一は、戦前からの知人に 加えて、獄中で共に過ごした新しい知人なども 含め、 様々な人たちと会って、今後のことを考 える日々が続いていた。 そんな中で、良一とは今まで接点が なかった が、互いに…

登場人物紹介 ・オーブリー・ケンワージー(一八九二~一九六 三)占領軍の憲兵隊司令官で、日本人に対して人道 的に接したことで有名な人物。 ・重光葵(一八八七~一九五七) 外交官を経て政治家となり、第二次世界大戦終 結前後の時期の外務大臣。 https://x.gd…

第三幕 第二場:原点 良一は、A級戦犯容疑者で逮捕はされているも のの、実際に戦争で戦ったり、人を殺したりは していないので、最終的には不起訴もしくは起 訴されても無罪になると分かっており、逆に途 中で釈放されてしまうことの方を懸念してい た。 と…

登場人物紹介 ・三島由紀夫(一九二五~一九七〇) 第二次世界大戦後の日本文学界を代表する作家 で、ノーベル文学賞の候補にもなった。 思想家としても活動し、最後は自衛隊市ヶ谷駐 屯地で割腹自殺を遂げる。 https://x.gd/fHVmP

第三幕 第一場:深い森の中へ 敗戦後間もなく、アメリカを中心とする戦勝国 から占領軍が乗り込んできて、東條英機をはじ めとする戦争に対する責任があると思われる人 物を次々と拘束し、巣鴨プリズンと呼ばれる拘 置所に連行していった。 良一は、終戦時点…

登場人物紹介 ・原一江(一九一九~没年不詳) 良一の二人目の妻で大阪在住。 ・宮川静江(一九二三~二〇〇三) 良一の「東京の妻」で、最後まで良一に寄り添った人。 https://x.gd/fHVmP

第二幕 第七場:一つの終わり 「山本さんが??」 良一は報道を聴いて驚くと同時に、深く辛い悲 しみの中に投げ込まれた。 連合艦隊司令長官山本五十六が戦闘機で前線視 察中に、暗号を解読して待ち構えていた米軍機 に撃墜されたのである。 良一にとっては、無…

登場人物紹介 ・東條英機(一八八四~一九四八)第二次世界大戦終結時の陸軍大将であり、内閣 総理大臣でもあった。巣鴨プリズンに収監され、最後はA級戦犯とし て処刑される。 ・中野正剛(一八八六~一九四三) 東條英機と大政翼賛会に最後まで反抗した気骨 の政…

第二幕 第六場:大政翼賛会 この頃になるとアドルフ・ヒトラー率いるナチ スドイツの勢力が拡大し、各地で勝利を収める ようになってきたこともあり、山本五十六が強 く反対していた日独伊三国同盟が、とうとう締 結されることになった。 ちょうどその頃、良…

登場人物紹介 ・由里亀太郎(生没年不詳)関東軍所属で甘粕正彦の配下にあった陸軍軍 人。 ・李香蘭=山口淑子(一九二〇~二〇一四)中国人歌手として一世を風靡した後、日本に帰 国して芸能活動を経て参議院議員になる。川島芳子とは姉妹のように仲が良かったら…

第二幕 第五場:男装の麗人 自家用飛行機 “ 国粋号 ” で満州に飛んだ良一を 出迎えたのは、良一の知人の満州国民政部警務 司長(警 察長官)甘粕正彦の部下でもある、関東 軍の由里亀太郎大佐であった。 その夜、由里は良一を新京市内の高級クラブに 招待してく…