お客様に気持ちよく遊んでいただくために、ありとあらゆる便宜を図り、お客様と芸者さんの間や、お酒の場を取り持つのが、幇間の務め。
幇間は、江戸初期に歌舞伎役者が兼ねていたと
らしい。
その後、専業としての幇間は、江戸中期ごろか
ら、吉原遊郭と歩みを共にして成長した。
ようだが、太平洋戦争などでその姿をほとんど
なくなった。
現在、江戸からの芸を受け継ぐ見番に所属する
なった。
その太鼓持ちを毎日のように座敷に呼びつける
遊び慣れした旦那たちを長年相手にしてきたの
が、悠玄亭玉八師匠。
千代田の宴席にやってきてくれた。
主役の芸者にも負けず劣らず、独特の存在感と
香りを放っていた師匠。
最近、師匠の芸を見ていないから呼ぼうかな?