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「日本」が好きになれる人が増えれば嬉しい・・・

100号記念(7)

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ところで、私と『ほほづゑ』の不思議な縁の始まりは、親交のあった同人の小松としゑさんからもらった一冊の『ほほづゑ』からでした。

 

また、お付き合いがあった福川さんからも、時期を重ねて同人誌を頂戴したのだった。

 

このとき私が感じたことを思い出すと次の三つに集約されます。

 

一つは、『ほほづゑ』の発刊する真摯な想いに深い興味を持ったこと。

 

二つ目が、同人お一人お一人の文章や文字から伝わってくる本物の文化的な香りに、久しぶりに再会できた悦び。

 

最後は、不遜ながらも「私も先輩たちのような文章が書けるようになりたい」という憧れ、そして踏み入ったことがない世界へ挑む気持ちが芽生えたこと。

 

幸いにも、その後ほどなくして同人の奥村さん、福川さんのお二人が、私が同人になるための推薦者になって下さいました。

 

奥村さんからは、『笹川さん、どれだけ忙しくても、毎号必ず短い字数でも良いから、寄稿をし続けることが大事ですよ』と。

 

実は、この助言が、私が同人としてどのように関わりを築いていけばいいのかを導いてくれる、大事なキーワードとなりました。

 

私も二〇一三年(第七十六号)から同人となり、七年目に入りますが、試行錯誤をしながらも数多く寄稿することができたのは、現在の私の自信となっています。