まさか、サミュエル・ウルマンの「青春」が、
マッカーサーと繋がっていることを2、3日
前に初めて知った。
僕が、この詩を知ったのが25-27歳だと記憶し
ている。
ある財界人から一枚の紙をもらったのだった。
その際に一つだけ教わったのことは、、、、
「笹川くんね、40歳頃から本当の意味で
大人の意識と自覚が必要になるんだよ。
それがないとズルズルそれまでの自分を
引きずりながら生きていくことになる。
つまり、大人になりきれない、大人。
だからと言って、大人しくしろということ
ではない。
少年のような気持ちで、大人がやれないこと、
テーマにも人に何を言われてもやる。
そのためには付き合う人間、もの、本、
場所もそれに合わせてスライドしていくことが
大事なんだよ」と、、、
↓
全文
若さとは、人生の或る期間を言うのではなく、心のひとつの持ち方を言うのだ。
揺るがない意志、豊かな創造力、
抑えようのない情熱、
臆する心を斥ける果敢な勇気、
安易さを拒む飽くなき冒険心、
そうした心の状態を言うのだ。
年輪を重ねただけでは人は老いない。
理想を見失った時初めて老いが訪れる。
歳月は皮膚にしわを刻むだけだが、
情熱を失う時、精神がしぼんで行く。
思い煩い・疑惑・自信の喪失・恐怖や失望、
こんなものこそ心意気を萎えさせ、
精神を塵芥と朽ちさせる長い年月のようなものだ。
七十歳であろうと十六歳であろうと
人は誰でも持ち得るのだ。
何をか、
驚異への素朴な愛慕心、
夜空の星、そのきらめきにも似た
美しい出来事や思想に対する憧憬、
事態に直面した時の毅然とした挑戦、
未知に対する児童のような強い好奇心、
人生への興味と歓喜。
そうだ、
君は信念と共に若く、猜疑心と共に老いる。
君は自信と共に若く、恐怖心と共に老いる。
希望を見詰める限り若いが、失望した時に老い
て行く。
大自然から、人から、
そして、創造主から語りかけられている
「美と喜悦」「勇気と壮大さと力」
そうしたメッセージに耳を傾けている限り
君は若いのだ。
こうしたささやきがすべて聞こえなくなった時
そして、心の奥まで悲嘆の雪が吹き込み、
冷たい皮肉で凍りついてしまった時、
初めて人は全く老い込んでしまうのだ。