東京のはずれ町田に、母校「玉川学園」がある・・・
中等部から大学までの「10年」をこの広大な森の中で過ごした。
それは、現在のボクの「教養の礎」を形成してくれる大事な場所になったことを
意味する。
この大人の年齢になって感じいることは、
「本当に大事なこと、正しき方向性を決めるには
大人の見識と勇気ある強制力が必要である」と・・・
何を間違ったか、吹奏楽部へ入部・・・それもコンクール出場常連校と知らず・・・
365日、朝練、昼練、部活漬けの中学生時代・・・
あとは、礼拝の時間・・・禅寺で坐禅をしているような心持ちとなった・・・
あの「静」の時間を中学生の授業に組まれていたことは、玉川に行った深い意味を
大人になって感じる。
さて、昔話は元来嫌いなボクなので、一足飛びに社会人1年目に話を飛ばそう。
ただ、ボクの場合は一般的な社会人1年生制とは、違う・・・
銀座7丁目の家業の会社へ入社・・・「取締役」と書かれた名刺を渡される。
だから、同僚はいない。
上司は、社長の父。
仕事は、誰も教えてくれないし、新人研修もない。
とにかく、自分が会社の書類をすべてひっくり返して、
「わからないところ」を見つけ、父に教えを請う。
そういう中でも、業界外の先輩経営者らと触れ合いを通して、
一つ気づいたことがあった。
ようは、男として無茶苦茶、格好がいい・・・
でも、それは外見のみならず、インサイドから間違いなく放たれる匂いが,ある。
それが教養であり、品格と呼ばれる「目に見えないもの」であった。
もっとわかりやすく表現すれば、
音楽を聴く、
絵画を観る、
書籍を読む
ここで、24、25歳のボクは、あることを心に決めた・・・
それが、「経営者としてインサイドから良い香りのする男になって、
そういう良さが分かる女性にモテるようになろう」と・・・
そこで、まず始めたのは・・・・・