『僕は日本のお城が大好きです。お城の本を読んだり調べたりする時間が長いので宿題 をする時間がありません。学校へは行かないでお城のことだけをやりたいと思っていま す。学校へ行かなくてはいけませんか？(中学2年男)』
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「勉強」は、
人に強制されてやるものではない。
やりたい者が自分の意思で行うもの。
「学校」は、気が合う人、
合わない人に関係なく、
人間関係構築能力を練習する場所。
同時に、
動物から人間に本格的に
進化するための
「基本の型」を身につける場所でもある。
「部活」は、
人間関係構築能力を
さらに年代を超えてある一つの目的のために、理性を超えた世界に没頭し、
青春を大いに謳歌する空間である。
このように学校教育には、
それなりの意味や役目があるのだ。
さて、お前さんの同じ年頃でも、
勉学も好きな部活や
好きなことを両方キチンやっている
若者らを知っている。
お前さんはたかだか15年しか
生きていないじゃないか。
しっかりとした人間になれたと、
胸を張って言えるの？
だから、
自分の好きなことだけを
やっていきたいという
権利を行使する資格はない。
お父さんとお母さんに
「こんな厳しいいこと、
知らない大人に言われたんだ」と
尋ねてみよ。
🅾️「笹川流(竹書房)一問一答」の社会実験より抜粋
