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「日本」が好きになれる人が増えれば嬉しい・・・

★社会へ出て早28年(その14)

 

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この天職を今、この年齢を重ねてやり続けている僕にとって、

いくつかの原風景が思い出される。

 

1つが、昭和1ケタの師匠との仕事。

社会人1年目であったが、上司は社長である師匠。

何も教えない。

わからぬことを聞きに行っても、その質問の仕方が少しでも的から外れると、

答えてくれない。

 

この時の経験知は、

「人間は、自問自答して答えを出さざるを得ない」ことを知った。

 

そしてそういう「答え」こそ、

自ら見つけたものになるので、己の血肉となることを・・

 

もう一つは、高校時代のアメリカンフットボール

僕のポジションは、フルバック

ボールをもって、ディフエンスが待ち受ける中央へ突っ込んでいくのが主な役目。

その時、日系二世の監督から口酸っぱく言われた言葉は今でも忘れない・・・。

 

『ミスター笹川、ガードもタックルも君のためにブロッキングはしてくれるが、

 本当に走れる穴(隙間)を見つけるのは、君の眼だぞ。

 人を頼らず、自分の走るルートを見つけ、自分のアサイメント(役目)を果たせ』

 

さて、一般的にはコンサルタントは、経営者に代わり課題を解決し、

時にはその解決の実行を担う。

 

それ対してエグゼクティブ・コーチは、

クライアントが自分で考える力、気づく感性を高めることを目指す。

 

経営者自らの力で課題を解決する「答え」は、

実は経営者自身のインサイドに必ず眠っている。

とはいえ、実業ではスピード感も必要なので、

時には問題解決を優先した僕からの助言をすることはあるが・・・