それも、その彼は男性が着物を着るに際して、
必ず手こずるだろうと思われるポイトンを
集中して反復、反復、反復させるのだ・・・
この時、僕は多くの情報より
「身体に覚えさせること」が、
ハードルが高そうに感じてしまう
「着物」という対象を克服する場合は、
大事なことと知った。
だから、僕も着方を教える場合は、
決めていることがいくつかある。
1.帯の結び方は、「貝の口」という1種類だけを教える
1.着物のたたみ方は、「本畳み」という1種類だけを教える
1.少々着崩れしても気にせず、一人で着物が着れるように教える
着物を着るために、必要以上に情報を与えすぎないことは、
気にかけるようにしている。