僕にとって、「学びは道楽」・・・終わらない旅のようなもの・・・
そして、年相応の人間とそういう上位概念をもった人々との交わりに必要な
訓練な場所と言っていいだろうか・・・
35歳の自分→40歳の自分→45歳の自分→50歳の自分・・・
ちゃんと自分自身のランクアップするために研鑽を積んでいかないとね・・・
ボクは今年52歳・・・
仕事は、生きるために「やる」のは当たり前・・・
でも、ボクが仕事の話をするシチュエーションと
着物を着てプラプラしている時は、全く違う人格が、そこにはある・・・
45歳から着物を着るようになり、今ではビジネスシーンでも海外へ行く場合も
ほとんど着物生活一色になった。
インサイドも大事だけど、それ以上にアウトサイドがインサイドを無意識のうちに
違う人格に変身してくれるパワーが、そこには間違いなく存在する。。
45歳で文芸誌の同人になり、年間4回ほど寄稿する。
もう7年を迎えて、寄稿した本数も30本を超えた。
ここは、主だった財界人が所属しており、平均連礼は65歳だろうか・・・
当時、最年少で推薦二名が私の保証人になってくれた。
男の人に着物を気軽に軽やかに自分で着れるように、
着付けの先生にも教わっている・・・
最近では、自宅近くの区民の掲示板に「ペン習字体験」にも何度か通った。
移動時間徒歩7分、生徒さん3名、費用2時間500円・・・
メールで告知もらえるようにした。
自分のアウトサイドとインサイドを使って、自分という「人間の感性」できれいな字を
書けるコツを習得することは、意外と感動する・・・
小唄も、着物を着るようになり始めて、もう3年目を迎える。
月3回、1回あたりのお稽古時間わずか20分・・・
でも、お師匠さんとの対決は、仕事もすべて忘れる・・・
お師匠さんは、御年89歳だが、三味線と唄声なんと艶っぽいことでしょう・・・
いで立ちも、着物姿ですから、それを拝顔するのも愉しみの一つになっている・・・
お弟子さんは、圧倒的に女性が多いが、男性は結構な著名な経営者が
通っている。 忙しことを理由にせず、時間を作るものらしい・・・
また、こういう機会がなければ「浅草界隈」に年間36回も来ることはないだろう。
浅草の街で、食べうあんみつは最高だし、普段と違った私の感性を刺激してくれる
時間になっている。
もう、1年間くらいの付き合いになるだろうか・・・
神楽坂で月2回、お茶を飲む相手がいる。
仕事は、74歳、脚本家・・・
ついに「句会」のお誘いが書籍とともにやってきた。
万葉集、百人一首、漢詩など図書館で子供向けのわかりやすい本を借りて勉強中・・・
「所作が、普通の人と違う」と、感性高い人はボクに言ってくる・・・
ボクからすると、「そんなの当たり前」と心のなかで、いつもつぶやいている・・・
だって、付き合う人間がみんなボク、なんかより
広くて大きい人 教養溢れる人 品性が高い人 だからね・・・
でもね、何かに憧れたり、「こういう人に近づいてみたい」という気持ちが、
あるからこそ、ボクだって彼らと出会い、その巨人に立ち向かっていける・・・
ただ、「年を取る(老けていく)」のと、「歳を重ねる(年相応)」のは、
大きく違う・・・
付き合う人 付き合うもの 出かける場所
は、自分の年齢が上がれば上がるほど、きちんと選ぶことで大きく変わる・・・
ボクは、こういう日本で生まれて、日本人でいることが本当に嬉しい・・・
ボクは生まれかわっても、
また日本人として生まれ変わりたいと心から思っている・・・