笹川:
友人なんて、
別にいなくてもいいじゃないかな・・・
変に気を遣わないといけないし、
面倒くさいよ・・・
私なんか、友達といえるのは一人もいない。
「社会に馴染む」って、どういう意味なの?
ペルソナ:
僕は、社会と自分のルール、
テンポのなかに、どうしてもギャップを
幼い頃から感じていました。
そこを必死に「埋めよう」と、
もがくことが「馴染む」という言葉に
なって表れたのだと思います。
例えば、
多くの人は、飲み会や雑談を
無意識にこなすことができます。
でも、僕は、何を話してよいのか、
したらよいのか・・・
わからなくなる。
そうすると・・・・・
「もっと気を遣え!」
「他人がどう思うか考えろ!」
「辛いなんて思うな!」
そういうことを
たびたび指摘されるようになり、
知らず知らずのうちに
過敏性が生じたようです。
でも、これが障害特性だとしても
目に見えません。
社会ではワガママな奴と
言われてしまうのです。
必死に追いついて行こうとして
消耗してしまう。
そんな考え方と行動の繰り返しが
「馴染む」ということです。
最近は馴染もうとするエネルギーが、
非常に人生をもったいなくさせていると
感じています。