同人懇談会ご出席の皆様へ
この度は、新しく同人に加わる一條一平さんを皆様へご紹介できると、懇談会への出席を楽しみにしておりましたが、急遽出張が入り、出席することが叶わず大変申し訳ありません。
このような形で誠に恐縮ではございますが、一條一平さんをご紹介させて下さい。
一條一平さんは、白石蔵王にある鎌先温泉、そこに1428年に開湯され591年もの長い歴史を有する旅籠旅館「一條」の20代目当主であります。代々直系の長男が襲名をし、その歴史を引き継いで現在があります。
伝統を守るためには変化も必要であると申しますが、一條さんは抜群のバランス感覚をお持ちであると私は感じております。
そんな彼だからこそ、私と共に「ほほづゑ」の伝統と歴史を重んじつつも、新たなる「ほほづゑ」を創生していってくれる人物だと信じ、今回推薦をさせていただきました。
私が個人的に彼に期待することは、この「ほほづゑ」を通し、彼の言葉や文章から全国の歴史を重ねてこられた同業の次世代の人々に対して、本当の意味で文化を守っていくということとは、どういうことなのか伝えて欲しいと思っています。そしてその重要さに多くの人に気づいてもらいたいと思っています。
どうぞこれから、一條一平を宜しくお願い申し上げます。
本日は書面にて大変失礼をいたしました。
令和元年10月21日
笹川 能孝