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「日本」が好きになれる人が増えれば嬉しい・・・

峯山さん002

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「会長がお呼びです」秘書から届いた意味深なメッセージ。戦後日本のフィクサー一族から申し込まれた決闘が幕を開ける
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運命の当日がやって来ました。

不肖峯山は、冷や汗いっぱいの手を握りしめて、「面談場所」で指定された東京某所に伺いました。

その場所に向かう途中の電車の中、少しでも面談の「合格点」を得ようと

受験勉強が大学受験の当日まで英単語帳を読み返すがように

笹川会長の大切にされている思想、思考、教訓を知るべく、著書「笹川流」を開いて読み込みしていました。

すると、次のような「怖い」文章を発見したのです...

それは、笹川会長が若い頃、「Nさん」という政財界の怪物と呼ばれた方との想い出を回想するシーンの一コマ。

その日、会長は「Nさん」と帝国ホテルで待ち合わせされてました。

=== 書籍引用開始 ===

緊張して立っている私の間に、約束の時間の五分ほど前に、Nさんがやってきた。

「早めに来ておいてよかった」と思った私に、Nさんはひと言。」

「何分前に来たのですか?」と、問いかけた。

「十分ほど前です」

少し誇らしげに答えた私に、Nさんは優しい笑みを浮かべながら、こう言った。

「相手のことを全く考えていないね。十分前に来たら、相手は遅刻をしているわけでもないのに、待たせ異様な気分にもなるものです。それは相手の負担になることですよ。」

穏やかな声だったが、私はいきなり冷や水を浴びせられたような気分になった。

=== 書籍引用終了 ===

ここまで読んだときにしまった。。。思わず声が漏れました。

その時の僕はJR線が不測の事態で遅れることも考慮して、「30分前」到着予定で行動していたからです。

「10分前」行動でも、相手の事を考えない失礼な事になるのか?」

一般の常識は財界トップレベルの常識ではありませんでした。

「10分前がダメだったら、言った何分前が正解か?」

「9分前なら大丈夫?」

「5分前ならOK?」

「1分前なら流石にギリギリすぎる?」

「3分前がジャストタイミングか?」

いろんな状況を想定したが、結局答えはわかりませんでしたが、私の答えは「7分前」

何となく相手への心理負担をかけない最大時間がそれぐらいのような気がしたからです。

早く現地に到着しすぎたので、そこから少し離れたところにあるセブンイレブンで時間を潰し、ちょうど「7分前」に会談指定場所のカフェに到着した。

すると、すでに笹川会長、大正時代の文豪のように粋な着物を着こなしながら、必要な書類をテーブルに並べて、腰を掛けていらっしゃった。

「こちらにどうぞ」

会長の右隣に席に腰掛けるように指定された。カゴに荷物を入れた時に

「今日は長くなりそうですね、私も「2時間」準備してます」と笹川会長。

「2時間!!!!」

前回の懇親会の時に横にいながら、5分も持たなかったのに、今回はその24倍の120分である。。。

それだけの長時間、私はこの場所で一体何を試されるだろうか?

2時間後、自分は本当に生きて帰れるのか???

2時間というのはその時の僕には2年にも10年にも感じられるほど途方もない長い時間のように感じました。

「あなたの事について教えてください」と会長。

その後の時間で、

「学生時代、何をしていたのか?」

「学生時代、どのような本を読んだのか?」

「なぜ、シンガポールで最初就職したのか?」

シンガポールで何を学んだのか?」

「どのような会社で働いたのか?」

「今何をしているのか?」

全ての私の回答に微動だに聴いている笹川会長。

私の話を聴きながら、自分という人間がまず信頼できる人間なのかどうか、そこをまさに試されていると思いました。

「ほら、毎日僕の元にはたくさんの人が来るのですよ。お金の無心か何かにあやかろうと思って。ほとんどわかりますよ。でもたまに、ダイヤモンドなのかメッキなのか方がいる。そういう時は一番楽しいよね。」と笹川会長。

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ダイヤモンドか、メッキか
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まさに目の前の「峯山政宏」という人間がそのどちらなのか?今日この場所に呼び出されたその意図にようやく気づきました。

「なぜ、君はクラファンを通じて、神社復興をしたいと考えているのか?」という会長の質問に対して、

「なぜなら、日本全国を三年間まわり、神社再生なくして、地域活性化ないと確信したからです」と峯山。

その時、今まで表情をほぼ微動だにしなかった笹川会長の瞳孔が開き、かすかにうなづかれたのに気づきました。

「私もよく言いますが、

「文化なくして、経済なし」が正しい。

ほとんどの人は
「経済なくして、文化なし」と
大きな思い間違えをしている
何度言っても理解できていない」と笹川会長。

こ文化と経済との関係について、二人の見る目が一致した後、れ以前と比べて、大変恐縮ながら1ミリほど心の距離が狭まったように感じました。

その後に話は一旦それて、

「あなたは自分の長所と短所をどのように認識していますか?」と笹川会長。

その時の僕は答えに窮してしまい、特に「短所」の方を全く答えられませんでした。

「自分の短所をどう思いますか?、あなたは完璧なの?」

何度も同じ質問を繰り返ししていただいた時に、会長の大叔父である「笹川良一」と私を比べた時に大きな大きな、とんでも違いを発見したのです。

それは

「善意を具現化するシステムを持っているかどうか」です。

「私の長所は善意で突っ走ること、弱点は善意をか形にするシステム作りが苦手なこと」

ようやく自分の長所と短所について言語化できた人間でした。

戦後のフィクサーと呼ばれた笹川良一は政治家に働きかけて、「モーターボート競走法制定」に奔走。

レース売上金の2.7%が交付金として、毎年日本財団に入るシステムを作りあげたのです。

2020年時点で、競艇の売上が約2兆円、その後も右肩上がりに売上が伸びているので、毎年600億円以上のお金が日本財団に入り、そこから社会性の高い活動や団体に助成され続けているのです。

今のあなたがやっているクラファンでは、どんなに目標金額を達成してもそれは打ち上げ花火のように一過性のもので、その後は全然続いていかない。

笹川良一が作り上げた善意を具現化するシステムとは違いはそこだ...

繰り返しの質問の中で、自分自身がようやく何が足りないのかに気づかせていただきました。

面談の最後に「想いがカタチになり続けるシステムとはどんなものか?今一度よく考えて提案する事」そんな宿題をいただきました。

三田さんのご紹介から始まった笹川会長との懇親会、そして本日の会長直々による長時間面談と進んで来ることができました。

この後、二度目の面談を宿題持ち帰りということで終え、無事に生還できました。

峯山は本当に日本を変える「システム」を作れるのか?

興味ある人、一緒に何時かやりたい人はぜひいいねボタンをお願いします。

本日も最後まで長文を読んでくださり、ありがとうございました!!

それでは次回!