母校、玉川学園。
日本における
「全人教育」の
先駆け的な存在と
表現してもいいだろう。
私は中学部から大学まで
10年間通学した。
ここで受けた
あらゆる生きた教えは、
その後の私の人生、
そして時代変遷の中にあっても
色褪せることは、決してなかった。
その中心的存在が「全人教育」。
1921(大正10)年、
八大教育主張講演会で、
玉川学園創立者である、
小原國芳が日本で初めて
提唱した教育理念。
提唱から2021年で100年になるが、
未だ「全人教育」と調べてみても
玉川以外の教育機関がヒットしない。
全人教育は
「教育の内容には、
人間文化の全部を
盛らねばならない。
教育は絶対に
全人教育で
なければならない。
全人教育とは
調和ある人格に
なるべく感性教育を
行なっていかなければ
ならない」と定義されている。
具体的には、、、、
「全き人間」
(the whole man)になるためには
人間文化の6つの要素である
学問、
道徳、
芸術、
宗教、
身体、
生活、
それぞれの理想である
「真」、
「善」、
「美」、
「聖」、
それを支える補助的な価値として
「健」、
「富」を備えた完全で調和のある人格を
育むことである。
これらは従来の教育で欠けていた
道徳、
芸術、
宗教などを
重視したものであった。
https://www.minkou.jp/university/school/senior/20239/