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★社会へ出て早28年(その4)

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元祖「全人教育」のパイオニア的存在、玉川学園での学校生活は、

現在の僕の人格形成を大きく決定づけることとなった。

 

 

なかでも「音楽教育」は、特筆すべきものがあり、振り返ってみると

中学部から大学までの「10年」という月日において、大きなウエイトを

占めていたことがわかる。

 

 

中学部では、

朝礼では、毎日校歌を歌い・・・行事ごとでは最初と最後には、必ず校歌斉唱。

全国的にも有名な吹奏楽部と知らずに、なぜか入部。バストロンボーンを担当。

「礼拝」という授業科目があり、礼拝堂で歌う数々の賛美歌の音色・・・

あの静寂で幻想的で「坐禅」をしているような時間。

 

 

高等部では、

当時珍しかった「アメリカンフットボール部」で副主将を務めた。

全学年による「合唱コンクール」の指揮者を2年連続務め、

2年生で3位、3年生では優勝。

3年生の音楽祭では、新宿厚生年金会館の大ホールで、

フルオーケストラでをバックにベートーヴェン・オペラを

テノール」のソリストに選んでもらって熱唱。

 

 

極めつけは大学にて、

珍しく必須授業で「ベートーヴェンの第九」があり、

サントリーホールで歌う。

その後、3年連続サントリーホールで第九を自由参加で歌う。

 

 

恐らく、私がその後社会へ出て、各界の大人たちに可愛がってもらえたのは、

この玉川の10年間のあらゆる体験からしらずしらずに蓄積された宝物としか

言いようがないのである。