25歳に・・・画廊巡りから一つの大きな転機を迎えた・・・
それは、1枚の絵と出逢い、お金を払って購入したことだ・・・
分割5万円を半年間、画廊のオーナーのもとに届けながら、有為なる対話を
させて頂ける機会にも恵まれた・・・
ここから、ボクと芸術の距離感はグッと近くなり、芸術との付き合い方、
鑑賞の仕方が大きくチェンジしていった。
また、そこから仕事忙しい合間を縫って、
この少女を描いた作家が、大塚のアトリエで絵を教えていることを
偶然にも知り、家業の社長就任するまでの5年間通うことになる・・・
グループ展から、美術展に応募もし、ささやかながらも賞を頂戴した・・・
あれだけ、苦手意識を持っていた「絵画」の世界が、自然と溶け合う感覚を
覚え始めたのも、ちょうどこの頃からであった。