人類みな兄弟姉妹.com

「日本」が好きになれる人が増えれば嬉しい・・・

03聴く存在

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きっかけは、

当時35歳の私の周囲にいた二回り年上の

「おとな経営者5名」の共同提案を受け、

偶然にも引き受けたとことから始まる。

 

おとな経営者の法人格は、資本金1億円、上場を敢えてしないオーナー。

 

現在でも、後継された次世代と共に好景気

不景気に問わず、「対話」する関係性は

継続されているので、親子19年にわたる

付き合いとなる。

 

スタートして5年目、私が40歳には

紹介される件数もそこそこ増えて

50人まで達した。

10年目、一般社団法人笹川経済支援機構を

設立し自身の活動も活発となり、関係先との

対話環境を20社へ減らし、残りの関係先には

一時休止への協力を仰いだのだった。

 

私に場合は「経営者の話を聴く」ことを通じ、

経営者自身がインサイドに隠れていた宝物に

気づき、自ら見つけ出し経営者自身の質の向

上、事業の新たな一手、事業アイデアへの

転化を共に構築することである。

 

元々「業績への貢献」を求められているわけ

ではないが、コンサルタント、コーチ、セラピ

スト、カウンセラーと称した職業に間違えられ

ることも多い。

 

したがって、いまだに私の職業は、

「人間、笹川能孝」ということになるだろう。

 

でも19年間(この肩書き?)をやってきて

言えることは、「経営者にベネフィット」を

総合的な視点から絶えず提供し続けることに

自身の研鑽を人知れず続けている。

 

話は少し戻るが、

面白いところで私の肩書きを

「インタビュアー」として捉えたのが、

このブログを共同で開始した

博多の「西田」という男である。

 

本ブログの第一回投稿(2019/10/7)を

ここに改めて掲載しよう。

 

だがそれがいい!!その傷がいい!!

 これこそ生涯をかけ殿を守り通した、

 忠義の甲冑ではござらんか【花の慶次】〜

 

私が好きな漫画に【花の慶次】がある。

隆慶一郎氏原作の『一夢庵風流記』を

漫画化したものだ。


私が初めて笹川に会った第一印象は、

前田慶次(花の慶次・主人公)」であった。

穏やかな佇まいの中に見える武士のような

強さ、会話から感じ取れる文化・芸術に

対する造詣の深さ。

 

出会った記念にこの漫画を贈らせてもらった。

笹川からは「漫画の全巻を贈られることも

生まれて初めてだったが、とても人間的魅力

あふれる人物だったよ。これから僕も慶次に負けずにあらゆるシーンで傾奇(かぶく)いてみせるから、楽しみにしていて」と言葉をかけられ、不思議な縁がいつの間にか始まったのであった。


さて、本プロジェクトを思い立ったキッカケは、昨年3月のこと。

とある会合の控室において、私がゲストスピー

カーに招聘した高尾和行氏(ビーチバレー)と

日下部基栄女史(柔道)らオリンピアンが、

笹川と会話を交わしている様子をたまたま耳にした時であった。

笹川から繰り出される数々の質問とその切り口

は大変愉快で、控室が大いに盛り上がった光景

は、今でも私の記憶に強く刻まれている。

 

笹川は相手を一瞬で嗅ぎわけて、どういう言葉

を投げかければ、相手が持っている大事な宝物

を引き出せるかを察知する類稀なる特別な能力

を持っていると確信した瞬間であった。

 

笹川には、決まったシナリオも通り一辺倒の

質問も出てこない。

ごく自然に他愛もない雑談から、純粋にその相

手が今までどのような道を歩んできたかに強烈

な好奇心を持って、相手との人間関係を作って

いく。


この衝撃な出来事を目の当たりにして以来、

どうしても「インタビュアー、笹川」という

過去誰も取り組んだ例がないプロジェクトを

思い描く日々が続くのであった。


それから数ヶ月後、笹川が執筆した『笹川流』の関連イベントを私が個人的に主催した時、

献身的に協力してくれたのが河津一郎(インサイ

ドアウト株式会社)だった。

 

ここから今回の『人類皆兄弟姉妹.com』の

脚本作りが始まったのであった。
いよいよ、桜が乱れ咲く令和2年に対談動画「人類皆兄弟姉妹.com」が始動する。

令和元年10月7日

人類皆兄弟姉妹.com
主宰 西田幸司


花の慶次
隆慶一郎作、歴史小説一夢庵風流記」を原作に、原哲夫によって描かれた歴史マンガ。この時代きっての傾奇者、前田慶次が波乱万丈の戦国の世を駆け抜ける。主人公をはじめとした個性的なキャラクターが多いこの作品には、人間味溢れ、味のある名言が数多く存在する。