創業1950年、フランス料理の皇帝と称されたオ
ーギュスト・エスコフィエの調理法を忠実に守
り、永きに渡りお客様に愛されてきた老舗。
戦後のフランス料理・第一号店として、開店す
る。
今回、縁があってこのレストランのオーナーと
の宴席に招待を受けてお邪魔してきた。
久しぶりのフランス料理で少し慣れるまで時間
が要した。
少々、お店の歴史を紹介する。
フランス各ワインの騎士団から『立派にフラン
スワイン文化の架け橋役を果たしている数少な
いお店』とワインの状態を賞賛され、お墨付き
をいただいたお店。
創業者は1933年、横浜のニューグランドに入
り、日本のフランス料理界発展に大きく貢献し
た、伝説の初代総料理長サリー・ワイルの元で
フランス料理を修業する。
終戦後間もない1948年、銀座３丁目に洋食屋を
開店。1950年現在の地で開業。以来、今日に至
る。
店名は、“現代フランス料理の父”とも呼ばれる
巨匠、ジョルジュ・オーギュスト・エスコフィ
エ氏に由来。
エスコフィエ氏は、レストラン経営と料理考
案・レシピ集の著述を通じて、伝統的なフランス料理の大衆化・革新に貢献する。
そして現在に至るフランス料理発展の重要なリ
ーダーとして、シェフと食通の間で神格化され
た存在。
また、それまでは一度に全ての料理を供するサ
ービスが主流だったフランス料理に、コースメ
ニューを導入したことも、彼の功績として知ら
れている。
当店はエスコフィエ氏のご令孫にご来店いただ
き、ランチを召し上がってくださり、その名前
を冠することを正式に認めてもらう。
食レポは割愛するが、お土産に用意されたパウ
ンドケーキは、絶品でした。
以上
