久しぶりに私設美術館の醍醐味を堪能する。
特に、コレクションのバリエーションが、
その人物の人柄とセンスが垣間見れる。
恐らくノーベル賞受賞者で美術館を持っている
のは、こちらくらいではないだろうか?
施設自体の大きさというよりも、
その内容の濃さに注目したい。
館内の気が充実しているので、何時間居ても
疲れないし、一日中居たくなる空間である。
さて経営者を長くやっているが、自分自身に
エネルギー注射を打ってくれる者は、いない。
だから、一般的にはビジネスにかこつけて
ゴルフや飲みに出かけるのだろう。
私も以前そういう時代を経験してきてきた
一人として、その良さも十分理解している。
とは言え、「文化なくして経済なし」を提唱し
始めるに従い、その香りに引き寄せられて、
まったく今まで付き合いがなかった分野の
人々と出会うことが、増える。
まあ、そういう年回りということで芸術、文学
といった分野を今後は深めていきたく思っている。