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「日本」が好きになれる人が増えれば嬉しい・・・

洋画家ブラマンク

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どうも私の好きになる作家には、

共通項があるようだ、

 

生み出す作風、生き様が芸術家ではない私にも

類似している点があると思っているのは、私だ

けでだろう。

 

あらゆる伝統を拒否し、自分の才能だけを信じ

ヴラマンク

作品の多くは、絵具チューブから絞り出した原色を塗りつけているように見えて、その画面に

は明るさよりは陰鬱さがただよっているのが特

色。

 

人生のターニングポイントとなったのが、兵役の任務を終えてパリへ向かう電車に乗っているときのこと。

ブラマンクが23歳のときに、生涯の友となる画

家ドランと偶然電車で隣に乗りあわせる。

二人は絵画の話に夢中になり、その勢いで共同

のアトリエを構えるまでになった。

 

第一次世界大戦後はフォーヴィスムから離れて

ポール・セザンヌを見出し、独自の道を歩み、

色彩も一転して茶と白を基調とする暗めに移行

する。

 

1905年、マティス、ドラン、マルケらと物議を

かもした「サロン・ドートンヌ」に参加。

ブラマンクの不自然な色合いの作品を見た批評

家は「フォーヴ(野獣)」と叫び、これをきっ

かけにフォーヴィスム運動が始まる。

 

さて、私は文化芸術に向かう際の掟に知識

先行を許さないことを掲げている。

 

理由へシンプル。

視覚の感性が知識というフィルターの障害を

受けて、弱くなるからだ。

 

誰が描いたなんか無視してしまえ。

どれだけの査定金額がついているなんか

無視してしまえ。

 

ただ、素直に見る。

これだけあれば、芸術は貴方の永遠の友人に

なるだろう。