森田茂・・・ボクの20代のヒーローだったお一人・・・
ボクが同人になっている財界文芸誌「ほほづゑ」に、
当時、自宅住所兼アトリエがあることを突き止めて、
訪問したあの日のことを赤裸々に綴っている・・・
汗が出て、言葉が出なくて、個展の画集にサインをしてもらって逃げ帰った、
あの思い出は、今でも色褪せない・・・
「あの人に憧れる」
「あの人のようになりたい」
と思える相手が、目の前に現れた瞬間の醍醐味は、何者にも代え難い・・・
その一方で、「俺が一番なんだ」とわんわん吠えている生き物は、
本当に見ていて可愛そうになる・・・
「本物」を知らないと、そうなる。
「本物」を知ろうとしない・・・意気地がないんだよね。
そういう生き物は、「素直」と「謙虚」の本当の意味が分からぬまま、
棺桶に入っていくのかな・・・早く気付いて・・・貴方は動物ではなく、
人間なんだから・・・