39歳、本格的な「コンサルティング・ファーム」を、ビジネスの実績を残してきた2
人のエグゼクティブ・シニア(62歳、61歳)と共に、彼らの出資も受け、新会社を
設立し、代表取締役会長へ。
会社設立に伴い、エグゼクティブ・シニアらに示した私の唯一のルールは・・・「内輪
もめは喧嘩両成敗、仲裁せず」。
コンサルティングは「相談に乗る」という幅広い意味を持つが、「クライアントの様々
な経営上の課題を明らかにし、解決策を提案する人」。
我々の存在とその役割は、経営課題という幅広いものを扱っており、商品が明確に形と
して残るものではないため、理解しにくい。
そのなかで、我々が一番大事にしていることは、「事実」と「論理」。
売上、経常利益率、インタビューを通じて入手した事実、それらをもとに正しい手順を
踏んだ論理が、今までのクライアントの感覚・経験と対決。
この緻密に積み重ねられた提言を、どうやってクライアントに納得をさせ、具体的な変
化をもたらすことができるか・・・ここが、最もエネルギーを要する場面だ。
だからこそ、我々はクライアントに対して、常に意味のある提言をするために・・・常
に社会の実相や大きな流れを俯瞰して押さえる意識と習慣を365日にわたり鍛え上げ
る。