人類みな兄弟姉妹.com

「日本」が好きになれる人が増えれば嬉しい・・・

洋画家・森田茂

f:id:jmk2020:20221030205612j:image

 

原色を多用し、色を塗ったというより

絵具を擦り付けたとような、力強い筆致の

重厚な画風が特徴の森田茂先生。

 

1966年、山形県羽黒山地方の郷土芸能

黒川能に強く惹かれ描き続けることを

ライフワークにしていた。

 

私は今から25年前。

東京大塚のアトリエに油絵に通っていた際に、出会ったのが、森田作品。

 

あまりにも好きになり、美術年鑑の自宅住所を

調べて、先生に直接お会いしに出かけたことも

あった。

その後、さらにパワーアップして私の作品も先

生に負けずとマチエール技法を乱発したことを

思い出す。

 

文化芸術にはスポーツと違い、ルールも勝ち負

けが、存在しない。

あるのは、鑑賞者の美意識だけだろう。

美しいものを見て感動できる感性。

心が落ち着き言葉では表現できない幸福感。

 

こういう気持ちは、残念ながら動物にはない。

だから、「僕には、芸術はわからない」とは

言って欲しくない。

これは、僕は動物と同じですと言っているのと

同じだから。

 

まずは好きな作風、作家を一人見つけてみて、

見続けることが1番の近道のように思える。