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リスト・交響詩「前奏曲」

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この曲を初めて聞いたのは、

当時15ー17歳頃だったと

記憶している。

 

中学時代吹奏楽部で

バストロンボーンを吹いていた私。

高校時代からアメリカンフットボール

始めて、音楽からは縁遠くなっていった。

 

高校時代は、地元図書館からCDを借りてきて

は、かなりの数のクラシック曲をテープに録音

していた。

その甲斐もあってか、結構な曲数は特徴ある

フレーズを耳にすれば、誰の曲かはわかるよう

になったものだ。

 

録音した明確な動機は、定かではないが、、、

恐らくクラシックへの憧れだと思う。

 

吹奏楽から発せられる音色とは、全く違う世界

の音に、どうやっても踏み入れることができな

い不思議な世界が、そこには間違いなく存在し

ていた。

 

それは、「スコア」と呼ばれるものを眺めて

みても一目瞭然である。

「スコア」とは、管弦楽、合唱、器楽重奏など

の全声部をひとまとめにした総譜のこと。

我々演者が目にすることはなく、指揮者が主に

使用するものだが、ポケットサイズのモノが売

られている。

これも結構な数を買い集めながら、指揮者にな

った気分で曲を聴いていくと、また違うクラシ

ックの楽しみ方が加味される。

 

「あの不思議な音を奏でていた犯人は、

第二バイオリンだったのか」

「ここで聞こえなそうな音なのに、

スコアをなぞって聴き進めていくと、

ハッキリとその音が耳に届いていて来る」

などなど、新しき発見がドンドン見つけられる。

 

話を戻すと、、、

フランツ・リスト交響詩前奏曲(プレリュード)」は、1854年に作曲された。

リストは生涯で交響曲を13曲書くが、その中でも代表的な作品と言われている。ラストのファンファーレは、ナチスドイツのラジオ特別放送や独ソ戦戦況発表時の開始音楽で使われたこと

でも知られている。

曲を聴くとそのような場面で使われるのも納得

できる、勇ましさを持った音楽である。

ちなみに、この「前奏曲(プレリュード)」以外のリストの交響詩が演奏される機会は、現在では殆どなく、多くの人が「リストの交響詩前奏曲(プレリュード)」という印象を持って

いる。

交響曲と違い、この交響詩は一楽章だけで17

分前後の短い曲である。

 

是非、私を知ること人には気軽にYouTube

ご覧頂き、どうして私がこの曲を未だに聴き続

けているかの、ナゾ解きにチャレンジしてもら

いたいものだ。