脚本家・竹山洋さん(76)が4月12日、敗血
症性ショックで死去した。
埼玉県出身。早稲田大卒業後、TBSの演出助
手などを経て脚本を書き始めた。
NHKでは、連続テレビ小説「京、ふたり」
などを担当。
民放ドラマでも、テレビ朝日「兄弟」をはじ
め、多くの話題作に関わった。人間への深い洞
察を踏まえた骨太で、周到な脚本構成力に定評
があり、2007年の同局「松本清張 点と
線」は、文化庁芸術祭賞テレビ部門大賞を受賞
した。
男監督「ホタル」などで脚本を手がけた。17
年に旭日小綬章を受賞した。
2019年7月23日、竹山さんとの出会い
は、とある財界人の紹介であった。
それ以来、竹山さんの自宅があった神楽坂の喫
茶店で毎月1回、時には奥様とご一緒に夕食を
共にさせていただいた。
私にとってのこの機会は、久しぶりに出会った
日本の漢との至福の時間となったのだった。
2022年7月18日が、我々が会う最後の日
となった。