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「日本」が好きになれる人が増えれば嬉しい・・・

★教養6

やくざと芸能と私の愛した日本人

 

次に伝えたいのは、「本物」について・・・

 

ものの本や雑誌には、「本物に触れることの大切さ」を

 

いとも簡単に書いている・・・

 

昭和疾風録興行と芸能

 

でも、その文章を書いているライター自身も、

 

本当のところ「本物」の定義もわかっておらず、

 

どういう人物を「本物である」と言うのかも

 

わからないで言葉だけを並べている・・・

 

恐らく彼らは、「リアルな本物」にすら、出会ったこともないはずだ。

 

 

 

そういうなかで、

 

僕も親交がある、なべおさみさんの著書には、

 

本物に出会ってきた人だからこそ、

 

「感じるもの」

 

「言い切れるもの」

 

が、そこには間違いなく存在している。

 

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なかでも、僕たちでにも比較的わかり易い

 

エピソードが書かれている部分があるので紹介しよう・・・

 

 

「なべおさみ 著書」の画像検索結果

 

昭和28年、日本初のジャズ喫茶になべおさみさんが、

 

出かけたときのことあった。

 

隣り合わせたナゾの紳士が、こんなことを教えてくれたそうだ。

 

【世の中すべての物はね、3つのものがあると思うことだよ。

 

1つ、本物。2つ、偽物。3つ、これが見分けにくいが似非物(えせ)】・・・

 

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それ以来、ナゾの紳士から言われたことの視点をなべさんは、

 

人生の羅針盤にしていく。

 

たった一度の出会いであったあの紳士のことを、

 

しばらくしてからなべさんは、雑誌の写真を見て知った。

 

 

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/419Ew-xlAaL._SX298_BO1,204,203,200_.jpg

 

実は、僕がなべさんと初めてお会いしたのが、とある会合・・・

 

それも大人数の出席する会合ではあったが、同じ丸テーブルであった。

 

さらに、白洲のお孫さんにあたる、信哉さんもまた同じテーブルであった。

 

 

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白洲次郎さんが1902年生れで、大叔父が1899年生まれを知って、

 

「あの時代は、どんな時代だったのであろうか」と回想できるのも、

 

ある「歴史」という教養をかじっていたからこそ、感じれることだと僕は思った。

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このように、

 

本以外で教養を積み重ねていくには、

 

「人から学ぶ効用」は、想像以上に

 

経験上小さくないと、僕は考える。

 

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問題は、学ぶ張本人が、

 

「この人と付き合うと、自分がどのように変身できるか」を

 

イメージを持てるかだろう・・・

 

「直感力」・・・

 

これも人間が「小さい」と、素直になれずに「俺流」という

 

ちっぽけな池の中から、飛び出すことができないのだ。

 

言い訳

 

負け惜しみ

 

おらが大将 

 

子供のように偉ぶることしか、芸当がないのだ。

 

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本物は、意外と地味で、謙虚で、静かな人たち・・・

 

もし貴方が、そういう相手と出会った時に・・・・

 

感じ取ることができる「勘どころ」をもっているだろうか?

 

または、「怖そう、得体が知れぬ」と逃げてしまっていないだろうか?