人類みな兄弟姉妹.com

「日本」が好きになれる人が増えれば嬉しい・・・

★教養1

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ここ最近、本当に偶然にも、

 

三人の経営者より「教養」ということについて問われることがあった。

 

 

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何年前かに一斉に「教養ブーム」が

 

どこからどことなく浮上したことがあったと思う・・・

 

雑誌でもあっちこっちで取り上げられ、

 

関連書籍も、数多く出版された。

 

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さて、さきほどの経営者らに問われた内容は、次にようなものであった。

 

『どんなテーマ、ジャンルを学べば、教養は身につくのだろうか?』

 

『教養は、どういうことに力を発揮できるのか?』

 

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『教養は、そもそもなんのために必要になるのか?』

 

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以前も、このブログの中で、

 

そんなお題目で僕の考えと経験を書いたことが、あったが、

 

良い機会でもあるので、改めて問答してみたい。

 

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まず、僕の愛用でもある

広辞苑」を開いてみた。

 

【 教 養 】

 

・教え育てること

 

・社会人として必要な広い文化的な知識。

 また、それによって養われた品位。

 

・単なる知識ではなく、人間がその素質を精神的・全人的に

 開花、発展させるために学び養われる学問や芸術など。

 

教養小説、、、、主人公の様々な体験による自己形成の過程を描いた小説

 

・教養派、、、、阿部次郎、安倍能成小宮豊隆寺田寅彦ら、夏目漱石門下を

 中心とした大正期の教養主義的傾向の人々のこと

 

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少々難しそうな言葉、形容詞が並んでいる・・・

 

でも、ここのなかに僕は答えが「見つかった」と言える。

 

 

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・社会人として必要な広い文化的な知識。

 また、それによって養われた品位。

 

・単なる知識ではなく、人間がその素質を精神的・全人的に

 開花、発展させるために学び養われる学問や芸術など。

 

 

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さあ、貴方も自分の頭でしっかりと考えてみよう・・・

経営者と芸術10

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これが、最後のシリーズになりますが・・・・

 

「芸術」というアフリカ・ジャングルのような未開の地に足を運んで、

 

良かったことをもう少しわかりやすく伝えておこう。

 

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私の場合は、「人がいない美術館」を目指していくので、

 

大概がアクセスが悪いところにあることが多い。

 

そうなると、その場所を目指すことがなければ

 

自分が生きている間には、決して乗らない電車、駅に降りることになる。

 

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これが、非常に愉快なのだ。

 

また、路線バス、自転車、徒歩、原付バイクなど交通手段が増えると、

 

その楽しみは増倍する・・・

 

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その理由は、シンプル・・・

 

目指す場所の道中で観るもの、聞くもの、香るものなど

 

新鮮であること。

 

同じ東京に「こんなところがあったのか?!」と驚くことは、日常茶飯事。

 

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これが、経営者が忘れていた感性を呼び起こしてくれたり、

 

事業アイデアにとても役に立つ・・・

 

裏を返せば、我々経営者の1ケ月の行動パターンを調べてみると、

 

意外にワンパターンになっているものだ。

 


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また、異境地に出かける時には、普段着ないお洒落な服装をして

 

出かけることをおすすめする。

 

「気分が変わるって、こういうことなのか」ときっと感じるだろう。

 

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経営者のたしなみ・・・・大人の嗜み・・・・・人の上に立つもの嗜み

 

年相応に併せて・・・・できれば人間性が磨かれるテーマを・・・・・・

 

そして普遍性あるものを・・・

 

経営者と芸術9

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とは言っても、異境地の世界へ飛び込むには、なかなか勇気のいるもの・・・

 

会社で社員に偉そうにしている経営者であったとしても、顔見知りがない

 

会合にフリーで申込みをして参加する人は、まずいないだろう・・・

 

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私は紹介で人を紹介され面会することが、ほとんどだった。

 

これはこれで、受け身でいいのだから良しとしてもいいのだが・・・

 

最近ですら、だいぶ減ったが、フリーで誰も知り合いがいな会合に

 

申し込んで参加する時期があった。

 

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その時の経験を伝えると・・・

 

「楽しかった」の一言に尽きる。

 

というのも、見知らぬ会合、見知らぬ経営者ら・・・

 

すべてが、ニュートラルだからだ。

 

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これは、芸術の世界は、なおさら良い・・・

 

変な人間が、まずいない・・・

 

それ以上に、普段であれば決して会えないような大物に会える確率が、

 

異常に高いのだ・・・

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そういう相手を敵に回して、

 

どのように人間関係を作っていくか?

 

大変勉強になりましたね、私はね・・・

 

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己の経営者としての器を広げるには、

 

貴方のより優秀な人間、大物と付き合うしか方法は、ありません。

 

付きやすい経営者仲間は、それはそれは楽しくて楽だろうが、

 

いつの間にかマンネリ化、観点固定する世界へ落ちていくのだ・・・

 

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私は、この芸術の世界へ出入りするようになってから、

 

そこに「気づいた」。

 

そして、パラダイムシフトするようになった。

 

是非、経営者であればそんな高い場所から、私が観ている景色を

 

感じてほしいものだ。

経営者と芸術8

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芸術上級編・・・・

 

もう、観てるだけ、聴いているだけに飽きた経営者には、

 

「一芸に秀でる世界」へ出かけることをお勧めしたい。

 

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私は現在・・・・

 

・文芸誌同人として、年4回、1500文字の文章を寄稿(8年目)

 

・小唄を淺草へ月3回、1回・20分のお稽古に通う(4年目)

 

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今年53歳を迎える私は、

 

経営者生活も家業の社長になったのが、

 

30歳なので、よもや23年の時間が経過している。

 

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20代の若き頃に財界人の何人からもこんなことを聞かされた。

 

「経営者なら、遊びを持て。

 

 それが、オーナー経営者の大事な仕事だよ。

 

 つまり、【間(ま)】を作ること。

 

 それも、仕事に関係しない時間、テーマが良いな」

 

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やっと、それが数年前から可愛がってもらった

 

財界人の言葉の意味が、心身ともに感じることができるようになった。

 

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あと今、パッと思い出した先輩経営者から

 

言われたことをいくつか頭に浮かんだ。

 

 

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「経営者なら、自分で時間を作れるようにならなくちゃ・・・

 

それができない人間は、良い経営者には決してなれないだろう」

 

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「経営者は決してIQは高くなくても、人から尊敬されるような魅力を

 

持つために、年相応に併せた自分だけの世界、時間を持たなければ・・・」

 

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日本の近代史でも、

 

吉原の社会的風俗の視点からの研究でも、

 

何でもいいんだよ・・・

 

経営者としての知性を磨けることならば・・・

 

 

★経営者と芸術7

 

さて、私には毎年恒例になって出かける行事が、いくつかある。

 

私の経験では、経営者が仕事以外の趣味、教養といった

 

いっけん事業活動のプラスにはならないような分野を、

 

自分ひとりの努力で開拓していくことは、かなりハードルが高いものだ。

 

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そこで、「人のお誘いに同伴すること」をおすすめしたい。

 

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その効用は2つ・・・

 

1つは、

 

自らの時間とエネルギーを使い、どこへ行くかを決める手間をかけずに、

 

お誘いくださった「日時」を確保するだけで済むからだ。

 

 

 

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2つ目は、

 

今までの自分の偏った好みとはまったく違った、

 

未知との遭遇が経験できるからだ。

 

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多くの経営者が1ケ月間で、

 

・会う相手

 

・電話をする相手

 

・メールをする相手

 

 

たいていその合計人数が

 

その経営者の行動範囲と視野などを

 

決めていると言っていいだろう・・・

 

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だから、人脈作りに励むのもよく理解できる・・・

 

ただ、経営者としての「感性」という能力を一生涯

 

みずみずしく、広く、柔らかく、そして深いものとするためには

 

経営者ばかりの人脈では十分ではない。

 

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どうか、どなたかより誘われるものに、

 

決して「食わず嫌いせず」に

 

気分転換で軽やかに出かけることを勧めたい。

 

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経営者を7年ほど経験したら、

 

「大人の遊び」、「経営医者の嗜み」の時間を敢えて作ることも、

 

立派な経営者の重要な仕事だと私は思います。

 

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最後に、

 

私が年間スケジュールに、必ず入れて出席するものを紹介しておこう。

 

 

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東をどり

https://azuma-odori.net/

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銀座くらま会

https://www.kanameya.co.jp/blog/2019/09/post-38137.html

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音楽大学フェスティバルオーケストラ演奏会

https://www.kawasaki-sym-hall.jp/performance/2020/98.php

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経営者と芸術6

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さあ、いよいよ美術館へ出かけることになるのだが、

 

これだけを気をつけておいたほうが良いマナーを教えておこう・・・

 

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基本は、映画館やコンサートホールでのマナーと

 

同じと思っていいだろう。

 

細かいことは、その美術館での現地へ

 

何度か出かけていけば自然とわかってくる。

 

また、美術館にサインボードが表示されているので

 

難しいことは、殆どないはずだ。

 

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ただ、「2つ」だけ伝えておきたいマナーがある。

 

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それは、 「靴の歩く音」  と  「喋り声」  である。

 

これは、本当に静寂な空間においては、

 

想像以上に鑑賞環境を破壊する行為だと考えたほうが良い。

 

 

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経営者と芸術5

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さて、そうなると

 

あなたは、「どこの美術館へ出かければいいのか?」という

 

素朴な疑問が出くることでしょう。

 

そこで、私のお気に入り「来館者が少ない美術館」を紹介しましょう。

 

私が紹介するスポットに共通しているのが、

 

この大都市・東京のなかで

 

「瞑想・妄想・空想」がしやすい静寂な空間を保っています。

 

これが、私が美術館やコンサートに出かける、最大の目的です。

 

 

 

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大田区立龍子(りゅうし)記念館 

www.ota-bunka.or.jp

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台東区立朝倉彫塑館(あさくらちょうそかん)

https://www.taitocity.net/zaidan/asakura/

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練馬区立美術館

https://www.neribun.or.jp/museum.html

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ちひろ美術館・東京

https://chihiro.jp/tokyo/

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永青文庫(えいせいぶんこ)

http://www.eiseibunko.com/

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三の丸尚蔵館

https://www.kunaicho.go.jp/event/sannomaru/sannomaru.html

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聖徳記念絵画館

http://www.meijijingugaien.jp/art-culture/seitoku-gallery/

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世田谷文学館

https://www.setabun.or.jp/exhibition/collection.html

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向井潤吉アトリエ館

http://www.mukaijunkichi-annex.jp/

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